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関西近世考古学研究会第24回大会 案内
『関西における町屋敷の変遷』

 平成24年度の第24回大会は、大手前大学史学研究所リサーチセンターとの共催により、大手前大学夙川キャンパスにて開催することとなりましたので、ご案内申し上げます。
 8年前の第16回大会『近世の建築と屋敷地の構成』では、近畿・四国・中国地方などの都市遺跡に見られる屋敷地の変遷が発表され、西日本における屋敷地の様相がわかりました。さらに、各遺跡間の差異や、画期についても比較検討しましたが、武家屋敷や蔵屋敷、町屋敷と異なった性格の屋敷地の間では当然に差異があることがわかりました。
 しかし、町屋敷だけをとっても遺跡によって屋敷地の構成に特徴があり、変化の画期に差異があるのではないかと考えられます。さらにそれらを類型化し、比較検討することにより、地域性、階層性の様相が明らかにできるのではないかと思われます。
 今回の大会では「町屋敷」に限定し、最新の資料から屋敷地の変遷・構成を検証し、関西における町屋敷の特徴を明らかにしたいと考えています。
 万障お繰り合わせの上、よろしく御参加の程、お願い致します(大会申し込みは不要です)。

<プログラム>(予定)
12月1日(土) 午後1時 受付開始
1時25分開会挨拶大手前大学史学研究所長 櫃本誠一
1時30分報告1 「遺跡から見た近世京都の町屋敷」内田好昭
2時10分報告2 「中世・近世の奈良町遺跡の宅地」中島和彦
2時50分(休憩)
3時00分報告3 「大坂城跡・大坂城下町遺跡に見る町屋遺構の変遷」渡辺晴香
3時40分報告4 「伊丹郷町における町屋敷の変遷」赤松和佳
4時20分(散会)
12月2日(日) 午前9時30分 受付開始
10時00分報告5 「赤穂城下町跡における町屋敷地の変遷」荒木幸治
10時40分報告6 「江戸、町人地中心部における町屋の様相」仲光克顕
11時20分(昼食)
午後1時00分講演  「中世から近世の町屋敷の形」松尾信裕
2時00分(休憩)
2時10分討論(司会)川口宏海 嶋谷和彦
3時30分閉会挨拶関西近世考古学研究会会長 森村健一
3時35分(散会)
紙上報告 「堺における屋敷地の変遷」永井正浩