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第6回「石のまちシンポジウム」
−江戸から昭和へ!日本の近代化を土台から支えた房州石の歴史を探るー

鋸山の房州石切丁場は、江戸時代後期から採石業が営まれ、平成の直前まで二百余年にわたる歴史があります。その功績は江戸城下の街づくりや横浜港の建設、ひいては石釜などの材料として庶民生活を支えてきました。同時に重厚な鋸山の景観は奇景として広く今も親しまれているところです。近年、現地に残る遺構や採石の痕跡の状況は全国に類をみない事例との見解を各地の研究者や学識経験者から多く寄せられ始めました。全国に誇れる最大級の石切場遺跡の可能性を探っていきます。

11月1日発表内容

☆江戸湾品川御台場普請における石材調達と運搬(品川区立品川歴史館 冨川武史)
☆発掘調査から見た品川台場における房州石利用(東京都埋蔵文化財センター 大八木謙司)
☆明治17・18年の皇居造営をめぐる房州石切出しの動向
 明鐘岬にみる石材積出の遺構
(独立行政法人国立文化機構奈良文化財研究所 高田祐一)

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